これからは、世界中からそれぞれの国の通貨がなくなり、仮想通貨が世界でたった一つのお金になるだろうとまで言われている熱狂ぶりです。ただ、その将来性に確信と安心が持てるようになるには、まだもう少し時間がかかりそうです。
日本でよく知られるようになったきっかけ
世界に目を向けると、世界で展開する大手ショッピングサイトが決済に仮想通貨を導入すると発表するなど、ますます使える場面が増えてきているのが、仮想通貨です。国際間送金の手数料は、国同士の銀行を通すよりもはるかに安く、早いこともあって、利用者は今後も増えるでしょう。さらに、1円からスタートした仮想通貨の元祖であるビットコインの値上がりも話題となり、興味と関心を持つ人は増えています。ただし、日本で良く知られるようになったきっかけは取引所の破綻というネガティブな話題だったことから、どんなものかわからない、怪しげな通貨というイメージが強いのは確かです。
仕組みへの理解がまず第一に必要
投資をした人が、短期間で大金持ちになったという話も聞かれる仮想通貨は、投資をしている人にとって今後、検討したい投資対象になると考えられます。ただし、その前に仮想通貨の仕組みへの理解が必要なのは、いうまでもありません。仮想通貨の将来性に疑問を呈する声には、不安材料がありすぎるということがもっとも多いでしょう。その根源となっているのが、日本で大々的に報じられた取引所の破綻に端を発しているのは間違いありません。さらに、このニュースは2014年のことでしたが、2018年に入ってから、今度はアルトコインと呼ばれる、ビットコイン以外のコインでもハッキングによる流出がありましたから、不安になるなという方が無理です。
それでもこれから変わっていくのは確か
現在は、ハッキングによるコインの流出が主たる不安材料ですが、これから先はハッキング対策がより強化されていくはずです。それでも、ハッキングとその対策は、ずっといたちごっこで続いていくでしょうから、リスクが完全になくなるとは言い切れません。とはいえ、新たなハッキング対策が取られることによって、より安全に取引ができるようになれば、1000種類もの仮想通貨が持つチャンスは、大きな将来性を秘めていると言えるでしょう。第二、第三のビットコインが生まれ、今はアルトコインとしてひとまとめになっている仮想通貨の中からも、知名度を飛躍的に伸ばす通貨が出てくると考えられます。
まとめ
取引所の破綻から知られるようになった日本での仮想通貨へのイメージは、怪しげなものというのが一番に挙げられます。けれど、今後ハッキング対策が強化されていけば、第二、第三のビットコイン候補は数多くあるだけに、将来性はかなりあるといえます。