アルトコインとは何か?
仮想通貨の用語で最も一般的に知られているのは”ビットコイン”という言葉だと思いますが、その一方で”アルトコイン”という用語もよく聞きますよね。
でも、ビットコインのことは何となく分かっていても、「アルトコインって何?」という人も多いのではないでしょうか?
アルトコインとは、
ビットコイン以外の仮想通貨のことです。
仮想通貨といえばビットコインを思い浮かべる方が多いかと思いますが、ビットコイン以外の仮想通貨も沢山あり、それらがアルトコインと呼ばれています。
ちなみに、語源は、英語の
Alternative Coinで、「代替のコイン」という意味を持っています。
代表的なアルトコイン
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨である事はご説明をさせて頂きましたが、具体的にどのようなアルトコインがあるのか紹介します。
ビットコイン・キャッシュ(BCH)

ビットコイン・キャッシュは、2017年5月に、ビットコインから分岐(ハードフォーク)して生まれたアルトコインです。
名称が似ていることでも、ベースがビットコインであることは想像しやすいかと思いますが、従来のビットコインよりも効率的にトランザクション(取引き情報)を処理する事ができるビックブロック構想が導入されたアルトコインであり、
将来はビットコインに取って代わる存在となるかもしれないとも囁かれるアルトコインの有望株です。
イーサリアム(ETH)

イーサリアムは、
スマートコントラクトと呼ばれる機能が実装されたアルトコインです。
スマートコントラクトは、契約と決済を同時進行で行える仕組みで、契約の自動化というような表現もされる将来的な可能性を秘めた技術です。
ビ
ットコインに次ぐ市場規模を誇り、最も代表的なアルトコインといわれています。
イーサリアム・クラシック(ETC)

イーサリアムクラシックは、
イーサリアムがハッキング被害にあった際に分岐(ハードフォーク)したアルトコインです。
本家のイーサリアムはハッキング被害を帳消しすることを目的にハッキング被害以前に取引き情報をロールバックしたのですが、イーサリアム・クラシックは過去の履歴を正確に保管すること重んじ
ロールバックを行わないという判断をした為、イーサリアムとイーサリアムクラシックの二つに分かれる事になりました。
その為、基本的な仕様はイーサリアムと近しいアルトコインです。
ライトコイン(LTC)

ビットコインよりも、より効率的にトランザクション(取引き情報)の処理ができることを目指したアルトコインです。
「
ビットコインが金であるならば、ライトコインは銀である」なんて言われたりする事もあり、少額の決済を沢山行うことができます。
また、ライトコインのソースコードはオープンソースで公開されており、ライトコインをベースにしたアルトコインも沢山登場しています。
モナコイン(MONA)
日本発祥のアルトコインとして、ニュースや新聞でも話題になった仮想通貨です。
5chという巨大掲示板に集まる有志によって開発されたと言われており、ライトコインがベースとなっています。
基本的な技術はライトコインと同様ですが、モナコイン保有者が、独自にトークンを発行できるモナパーティーと呼ばれる機能や、TwitterのAPIと連携したチップ送信機能等も多くあり、独自に進化するアルトコインとして注目されています。
リスク(LISK)

リスクは、イーサリアムと同様にスマートコントラクトを実装しているアルトコインですが、イーサリアムと異なり、
サイドチェーンと呼ばれる技術に対応しています。
ここでは、詳しい説明は省略させて頂きたいと思いますが、サイドチェーン技術は、リスク本体のブロックチェーンとは異なるブロックチェーンを発行することで、万が一、リスクのスマートコントラクト技術を導入したウェブサイトやアプリケーションがハッキング被害にあっても、
本体のリスクへ影響が及ぶ事を回避できます。
また、リスクのスマートコントラクトは、JavaScriptにも対応しており、これらをふくめ、ウェブサイトへスマートコントラクトが導入しやすいアルトコインであると考えられています。
上記のようなアルトコインの買い方は?
ここまででご紹介してきた六種類のアルトコインは、国内最大手の仮想通貨取引所である
ビットフライヤーで購入することができます。
ただし、市場には
1,000種類以上のアルトコインが存在しており、それぞれのアルトコインによって、購入できる取引所は異なります。
その為、どのアルトコインを買うかによって、選ぶべき取引所も、買い方も変わってくるという事は知っておいた方が良いでしょう。
アルトコインの買い方は大きく分けて二つ
国内取引所で取り扱っているアルトコインの買い方
国内取引所は、殆どの場合、
日本円でアルトコインが購入できますので、購入したいアルトコインを取り扱っている取引所に登録をして、日本円を入金し希望するアルトコインを購入することができます。
それぞれの取引所によって、アルトコインの買い方は異なりますので、注意が必要ですが、
初心者の方でも比較的容易にアルトコインが購入できると思います。
海外取引所にしかないアルトコインの買い方

前途したように、アルトコインは1,000種類以上存在し、なかには、国内の仮想通貨取引所で取り扱っていないアルトコインもあります。
そのようなアルトコインの買い方は、ちょっとだけ複雑です。
もちろん、各取引所によって細かな違いはありますが、大きい違いは、日本円で直接購入することが難しいため、
一旦、ビットコインを購入したのち、ビットコインでアルトコインを購入しなければならない場合が多いです。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、日本円の代わりにビットコインでアルトコインを買うという買い方だと理解するとわかりやすいと思います。
ただ、上記のような買い方を実行する為には、国内の仮想通貨取引所でビットコインを購入した後、海外取引所のビットコインアドレスに購入したビットコインを送金しなければならず、ちょっとだけ
初心者の方には複雑に感じられるかもしれません。
アルトコインの買い方を覚えれば、チャンスを拡げられるかも?

ここまでで、アルトコインについての説明と、それらアルトコインの買い方について説明をさせて頂きましたがいかがだったでしょうか?
アルトコインの買い方を覚え、ビットコイン以外の仮想通貨も取引きできるようになれば、いざ、
対象のアルトコインが値上がりした際には、大きな利益を得ることができるかもしれません。
ただし、気をつけなければならないのは、アルトコインの中には、将来性が低いものも多くあり、ビットコイン以上に見極めが難しいように思います。
よほど、詳しい方であれば、海外取引所でのアルトコイン購入にも挑戦してみてほしいと思う反面、リスクを考慮すると、国内の仮想通貨取引所で取り扱っているアルトコインの方が良いのでは?と思います。
国内の取引所の方が、日本語表記されており、買い方も簡単に覚えられるし、そういった意味でも安心です。