仮想通貨ブームの熱が冷めない中、新しく注目が集まっているのが「草コイン」と呼ばれる仮想通貨です。
「草コイン」はBitcoinやEthereumのように有名な仮想通貨、価格が安く、高騰した場合に大きなリターンが期待できるとして注目が集まっています。
これから仮想通貨で一攫千金を狙っている人や、大きく稼ぎたいと思っている人におすすめです。
そこで今回は新しく「草コイン」取引を始めたいと思っている方にむけた「草コイン」の選び方や探し方などご紹介していきたいと思います。
「草コインって一体何?」という方にもわかり易くご紹介していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。
そもそも「草コイン」ってなに?

「草コイン」という言葉は、投資家が知名度や価格が低いアルトコインを区別するために作った言葉です。具体的に「草コインとはこういうものだ」という定義は、実はまだ誰も提唱していません。
しかし共通する特徴がありますので、まずはそれをご紹介しておきましょう。
・知名度が低く、保有者が少ない。そのため、価格が安い
・取り扱っていない取引所が多い
・目的や開発者が明かされていないものも多い
BitcoinやEthereumなど、代表的な仮想通貨はその目的がハッキリ提唱されており、開発者が定期的にその利用方法や使っている技術の説明を行って保有者を増やす傾向にあります。
投資家はその将来性を見込んで仮想通貨に投資をし、その通貨の価格が上がったら儲けがでる…というのが一般的な流れです。
しかし「草コイン」の多くは、目的はおろか、開発者すら誰なのかわからない「海のものとも山のものともわからない仮想通貨」が非常に多いのです。
ではなぜそんな「草コイン」に投資家が注目しているのでしょうか?
その理由を見ていきましょう。
なぜ投資家に注目されているの?
前述したとおり、海のものとも山のものともわからない仮想通貨である「草コイン」。
ではなぜ、そんな「草コイン」に投資家が注目しているのでしょうか?
その理由は、主に2つあります。
・価格が安いため、低い金額でたくさん購入できる
代表的な仮想通貨であるBitcoinの価格は、価格が落ち込んだ現在(2018年3月時点)でも1BTCあたり100万円ほどの価格がついています。
儲かることを想定して仮想通貨を買う事を「仕込む」と言いますが、今からBitcoinで一発儲けようとするならそれなりの金額を投資しなくてはいけません。
しかし「草コイン」は非常に価格が安いため、同じ金額を購入したとしても、仕込める量が圧倒的に多いのです。
そのため分散して複数のコインに仕込む事ができ、リスクを減らし、リターンの可能性を高めることができます。
・高騰した時のリターンが高い
もともと金額が安いこともあり、「草コイン」の高騰は有名コインの比にはならないほどの爆発力があります。
数日で数十倍~数百倍になるというケースも非常に多く、その高いリターン率が投資家に「草コイン」を買わせる最も大きな理由でしょう。
「草コイン」は価格が安いため、分散して投資している人がほとんどです。
仮に10種類の銘柄に10万円分づつ仕込んで、その中の1つでも10倍になれば元手が帰ってきます。流通量の多いコインでは決してできない投資法です。
・突然注目度が高まることがある
「草コイン」は突然注目度が高まることがあります。
流通量の多い仮想通貨の場合は特別なこと(アップデートなど)が起きるより前に、情報が少しづつ公開されていくため、高騰する直前にその予兆が見られます。
しかし「草コイン」の場合は、何の前兆も無く突然価格が高騰する可能性を秘めているのです。
理由は様々で、もともと情報が少ない銘柄が多いということもありますが、ある日突然開発者が誰なのか明かされて、それが有名人だったりすると数時間で数十倍になることもあります。
草コイン」はどこで「買えるの?

■有望な「草コイン」の探し方
「草コイン」は、今後に価格が上がるという銘柄は存在しません。
そのため、価格が上がる可能性が高い銘柄に分散して投資するのが基本的な投資戦術になります。
では一体どんな「草コイン」が「価格が上がる可能性が高い草コイン」と呼べるのでしょうか?
今回は、過去に高騰した「草コイン」から、その傾向を紐解いていきたいと思います。
・大切なのは「値動き」ではなく「取引量」
「草コイン」投資で重要になるのは、「値動き」ではなく「取引量」です。
価格が安い「草コイン」の値動きは、その銘柄を大量に保有する投資家数人が売買しただけでも変動する可能性が高く、参考にはなりません。
しかし特定の「草コイン」の取引量の多いという状態は、それだけ多くの投資家がその銘柄に注目し、売買しているということです。
チャートが少しでも上向きになれば、そのまま一気に高騰する可能性を秘めています。
・狙い目はEthereumと交換・取引されている「草コイン」
「草コイン」を選ぶ際に、その銘柄の「取引のしやすさ」も大きな注目ポイントです。
例えば取引所に上場していない「草コイン」はそれだけ入手しづらく、流通もしづらいため価格も上がりにくい傾向があります。
取引所に上場している「草コイン」の中でも、例えば流通量の少ない仮想通貨でしか買えないという銘柄は避けるようにしましょう。
狙い目はEthereumと多く交換・取引されている「草コイン」です。
Ethereumは流通量が増えすぎたBitcoinに比べて送金手数料が安く、それだけ「草コイン」購入時の通貨として使われやすい傾向があります。
・ネタコイン投資は慎重に
日本初の仮想通貨MONACOINや、柴犬をモチーフにしたDOGEcoinなど、いわゆる「ネタコイン」だった「草コイン」がいきなり高騰するケースが稀にあります。
「ネタコイン」は確かに特定のコミュニティで注目されれば、急激に価格が上がる可能性を秘めていますが、「ネタコイン」に重心を置くような投資はオススメできません。
今や「草コイン」から抜け出したMONACOINやDOGEcoinは、価格が高騰する以前からコミュニティ活動が活発に行われるなど、高騰する前兆が見られました。
その多くは投資対象としての注目ではないため発見しづらく、局所的な流行だけで終わる可能性の方がはるかに高いです。
「草コイン」投資にはデメリットもある

最後に「草コイン」投資のデメリットもいくつか紹介しておきたいと思います。
・価格操作をしようとしている人がいる
資金が豊富にある投資家が特定の「草コイン」を大量に購入して価格を上昇させ、高騰したところで売り抜けるということが実際に起きています。
価格の安い「草コイン」だからこそできる強引な価格操作ですが、以外に頻繁に起きているようです。
これを避けるためにはその「銘柄」のトランザクションをいちいち確認して、おく必要があります。
・確実に価格高騰が見込める「草コイン」は無い
全ての仮想通貨に言えることではあるのですが、「草コイン」取引をしているとどんなに条件が良くても価格が上がらないことは稀です。
そのため基本的には分散して購入するのが最も得策でしょう。
まとめ
今回は草コインの選び方をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
まだ未成熟の業界でもあるため、儲けたいという気持ちが先行してしまっても、生活費を切り崩してまで投資するのは非常にリスキーではあります。
しかし、既に価格が高騰しきってしまっている有名な仮想通貨とは違い、いつ何十倍の高騰が起こってもおかしくない「草コイン」業界は、今最も夢のある市場とも言えるでしょう。
これから「草コイン」投資を考えている人はこの記事を参考にして、できるだけリスクを分散しながら投資してみてください。