仮想通貨で取引をするときは、スプレッドと呼ばれる用語の意味を知っておきましょう。販売所を利用するとき売買の差を意味するので、手数料が無料でもこちらが実質的な手数料になります。変動する業者と固定する業者があります。

売値と買値を業者が決めていてその差を意味する

仮想通貨においては、取引所と販売所で入手をしたり、売却をしたりができます。取引所は、個人などがいくらで売りたい、買いたいを示す場で、板情報によって状況を見ることができます。ちょうど境目が現在の取引ラインと言えるでしょう。一方、販売所では業者が独自に売値と買値を決めています。スプレッドは、業者が決めた売値と買値の差になります。通常買値が大きく売値が小さいので、差があると利益が得にくい状態になります。一方差が無ければ、すぐに利益が得られる可能性があります。ですから、業者を選ぶときはできるだけ狭いところを選ぶと良いとされます。

表向きには出されない手数料の意味合い

金融サービスを行う業者は、各社で競争をしています。これまで優良だったサービスが、どんどん値下げをしていくとついには0円まで下がることがあります。手数料が0円だと各社は利益を上げることができなくなります。仮想通貨でもサービス提供会社があり、価格競争があります。スプレッドは、見えない手数料として知られています。表向きは手数料0円として顧客を引き付けますが、実際には一定の幅を取って利益を確保することができるようになります。ただ、この部分での競争も激化してきているので、今はどんどん幅を狭める業者が多くなっています。

固定されたり変動されたりしている

サービスを利用するとき、手数料がいくらとなっているとわかりやすいです。しかし、利用のたびに変化したり業者が何度も設定を変更したりすると利用しづらくなるかもしれません。仮想通貨におけるスプレッドは業者が提示する売買価格の差ですが、通常は変動していることを知っておきましょう。各社のデータなどが出されることがありますが、ある時点で調査をした人が独自に調べた情報で、必ず常にその状態で取引できるわけではありません。一方、固定にしているところもあります。原則固定としていて、通常は幅を一切変えずに運営をしています。

まとめ

仮想通貨におけるスプレッドは、販売業者が提供する売値と買値の差になります。手数料が無料でも、こちらで利益を得ているので運営が行えます。競争が激しくなっているので、徐々にこちらも幅が狭くなる傾向にあります。