そもそも仮想通貨とはどのようにして生まれたのか、その歴史を知っておくことは大切なことでしょう。始まりはインターネット上に公開された論文がきっかけ。概念が登場したのが2008年、翌年にはソフトウエア開発が行われ、取引開始は2010年と言われています。

プロトタイプは2009年に構築

仮想通貨の始まりは、2008年にインターネット上で提唱された論文と言われています。提唱者を特定するものはありませんが、それに基づいてプロトタイプが作られたのが2009年。これに世界中のプログラマーが反応することになります。ネット上に構築されたそのプログラムは次々に書き換えられ、結果的に世界中の多くの技術者の知恵と技術が結集して作られたのが前身です。ただ、残念ながらこの素晴らしい決済システムを普及させたのは、違法に利用した犯罪組織でした。結果的にその組織は摘発を受けることになりましたが、これがシステムの有用性を知らしめる歴史的事件となったことは皮肉な事実でしょう。

手数料がかからない送金の利便性

送金が瞬時に出来て手数料がかからない、それはまさに目から鱗が落ちる歴史的な発見と言えます。アメリカは特に国内で送金する場合でさえ日数が非常に長くかかり、日本では考えられないほど高い手数料を取られるのが一般的。仮想通貨の送金の利便性とスピード感に魅了されたとしても無理はないでしょう。認知度が高まるのと同時に、世界各国で政府発行の通貨が無価値になるような事変が起こり、政府が介在しない仮想通貨の人気は益々上昇します。そこに中国の富裕層も仮想通貨市場に投機投資目的で乗り出し、爆買いした結果、仮想通貨の価格は乱高下し始めます。ついに中国政府が金融機関の仮想通貨取り扱いを禁止し、下落はある程度のレベルで落ち着くことになりました。

日本では2014年にATM登場

日本での普及は世界の動きからはやや遅れています。国内初の仮想通貨対応ATMが登場したのは2014年ですから、つい最近ですよね。世界各国でも通貨として認める動きがあり、日本でも公共料金支払いが導入されるなど、通貨として認められる地位を獲得しました。2017年は仮想通貨元年と言われていますが、次々に新しいアルトコインが登場し、現在も広がり続けています。こうなると、そもそもの国家の発行する通貨とはどう棲み分けられて行くのか、今後の展開は気になりますね。今まで必ず金融取引に介在していた銀行も、政府も、まったく介在出来ない通貨がこの世に普及して来ているわけです。とうとう日本の銀行も独自のアルトコインの発行を始めているようですが、どのように展開して行くのかはまったくもって予測不明です。

まとめ

仮想通貨のはじまりは、インターネット上で提唱された1つの論文と言われています。前身は、その理論に興味を持った世界中のプログラマー達が、ネット上に構築したプログラムを書き換えて行った技術の結集だったのですね。